YAMAHA グランドピアノ G3E  1971年製



H21年9月 海老名市K様
修理ご依頼ありがとうございました。

親子2代に渡りピアノの講師をなさっているお客様からのご相談で金属類のサビの進行やタッチの悪化などの改善を含め今後長年に渡り使用出きる様にとのご要望により承った修理です。内部フルオーバーホールと白鍵貼替、鍵盤蓋塗装などの内容です。




修理明細 
調律 修理保管中数回、お届け直後1回と3ヶ月後1回
アクション部分 ハンマー交換(独・レンナー社製)シャンク交換、
ダンパーフェルト全貼替及びセンターピン交換、
スプリング磨き、
周動部分及び接触部分への潤滑剤塗布
鍵盤部分 ブッシングクロス約半数貼替、キーピン磨き、
アクリル白鍵全貼替
整調 ハンマー、ダンパー、取付後2日間
外装関係  譜面台のバフモーターにより磨きとフェルト貼替、鍵盤蓋両面塗装
 弦、チューニングピン
関係
全弦貼替、ピンブッシング、チューニング、ピン全交換 
 その他  響板ニス塗り替え、フレーム塗装、ペダル関係のオーバーホール
 運送料 引取時   海老名市→当工房
納品時   当工房→海老名市
\25,200-
 修理代 \633,600- 
作業写真



弦の取り外し作業です。チューニングピンと両方かなりサビています。



響板ニスの劣化も進んでいます。


 古いニスを剥がしていき、次にサンダーでペーパーがけです。
 新たに下塗りと上塗りをしてきれいに仕上がりました。
フレームの方も金塗装をしてきれいになりました。 
 フレームを本体に戻した所です。







ダンパー関係のオーバーホールです。フェルトの全貼替とセンターピンの全入替をしている所です。 










ハンマー交換作業です。レンナー社製を使用します。お客様のご希望であまりタッチが軽くならないようにとの事の為、今回はGr.5を取り付けします。オリジナル同様の角度とハンマー先端からの距離で穴開けしていきます。 
今後ダンパー取付け、調整、調律、整音と進めて行きます。